新規抗TROP2抗体、進行NSCLCで有意差示せず
sacituzumab govitecanのEVOKE-01試験
2024年06月11日 19:38
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前治療歴がある進行・再発非小細胞肺がん(NSCLC)患者を対象に、標準治療のドセタキセルと抗TROP2抗体薬物複合体sacituzumab govitecanの有効性と安全性を比較した国際第Ⅲ相非盲検EVOKE-01試験の結果が明らかとなった。スペイン・Hospital Universitario 12 de OctubreのLuis Paz-Ares氏らは米国臨床腫瘍学会(ASCO 2024、5月31日〜6月4日)で、「全体集団でsacituzumab govitecan投与によるOSの有意な延長は認められなかったが、前治療の抗PD-1/抗PD-L1抗体非奏効例においては臨床的に意義のある結果が示された」と報告した。結果はJ Clin Oncol(2024年5月31日オンライン版)に同時掲載された(関連記事「sacituzumab govitecan、進行TNBCの二次治療で欧州で承認」)。