新規二重特異性抗体、進行NSCLCでPFS改善
Ivonescimab+化学療法のHARMONi-A試験
2024年06月13日 17:10
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抗PD-1/血管内皮細胞増殖因子(VEGF)二重特異性抗体ivonescimabについて、上皮成長因子受容体(EFGR)-チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)による前治療歴がある進行・再発のEGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がん(NSCLC)患者における有効性と安全性が示された。香港・Chinese University of Hong KongのLi Zhang氏らは米国腫瘍学会(ASCO 2024、5月31日~6月4日)で、化学療法+プラセボとivonescimab+化学療法の併用療法を比較する第Ⅲ相二重盲検HARMONi-A試験の結果を発表。「EGFR-TKIによる前治療無効例においてivonescimab+化学療法は無増悪生存(PFS)を有意に延長した」と報告。詳細はJAMA(2024年5月31日オンライン版)に同時掲載された(関連記事「TKI、免疫チェックポイント逐次療法の安全性は」)。