SGLT2阻害薬で糖尿病の脂肪肝と肝線維化が改善
ルセオグリフロジンの第Ⅲ相試験:日本人でのメタ解析
2024年07月24日 14:44
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久留米大学消化器内科部門の中野暖氏は、2型糖尿病治療薬であるSGLT2阻害薬ルセオグリフロジンが糖尿病患者における肝内脂肪指数(Fatty liver index;FLI)、肝線維化指数(Aspartate aminotransferase to platelet ratio index;APRI)、血清アルブミン値に及ぼす影響を検討するため、第Ⅲ相臨床試験5件・493例を対象にプールメタ解析を実施。その結果、投与から24週時点でルセオグリフロジン群は対照群に比べ、肝内脂肪指数、肝線維化指数、血清アルブミン値のいずれも有意に改善したと、第60回日本肝臓学会(6月13~14日)で報告した(関連記事:「SGLT2阻害薬の肝機能保護効果を確認」)。