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AHA2015(米国心臓協会学術集会2015)

抗血小板薬2剤併用療法の至適期間決定のスコアを開発

  経皮的冠動脈インターベンション(PCI)後の抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)は,いつまで継続すべきか─。薬剤溶出ステント(DES)留置例でこの点を検証したDAPT試験(Dual Antiplatelet Therapy study; N Engl J Med 2014; 371: 2155-2166)※は,第2世代DES登場後のDAPT短縮の流れに一石を投じた。その後の論争を経て最近では,個々の患者の虚血リスクと出血リスクに応じたDAPT期間の個別化を求める声が高まっている。...

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RNA干渉に基づくPCSK9 合成阻害薬皮下注射剤が有望

 RNA干渉(RNAi)という新たなメカニズムに基づく新規クラス・前駆蛋白質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型(PCSK9)合成阻害薬ALN-PCSの皮下注射製剤ALN-PCSscが,脂質異常症治療薬として有望であることが明らかになった。小規模な第Ⅰ相試験の暫定解析の結果ながら,同薬の皮下注射により,重篤な有害事象を伴うことなく...

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心不全の有無によらずエンパグリフロジンの有効性認める

 2型糖尿病患者に対するSGLT2阻害薬エンパグリフロジンの心血管イベント抑制,総死亡抑制を証明し,大きな反響を呼んだEMPA-REG OUTCOME1)(N Engl J Med 2015; 373:2117-2128)のサブ解析結果を...

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Idarucizumab投与後の抗凝固療法の再開は?

 非ビタミンK阻害経口抗凝固薬(NOAC)ダビガトランの特異的中和剤として開発されたidarucizumab。その有効性と安全性を検討する第Ⅲ相試験(RE-VERSE AD試験)の中間解析では,約9割の患者でダビガトランの抗凝固作用の迅速かつ特異的な中和が得られたとする前向きな結果が報告された。...

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スタチンの適応割合,欧米のGLと欧州の一般人口に「差」

  スタチンの適応患者は,各ガイドライン(GL)によって大きな開きがあることが指摘されている。オランダ・Erasmus Medical Center , University Medical Center RotterdamのMaarten J.G. Leening氏は,心血管疾患(CVD)予防に関する米国心臓学会(ACC)/米国心臓協会(AHA)および欧州心臓病学会(ESC)の両GLにおいて,スタチン治療が推奨される人の割合は...

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Idarucizumabの中和作用,凝固因子製剤の存在下でも維持

 ドイツ・Boehringer Ingelheim社のJoanne van Ryn氏らは,非ビタミンK阻害経口抗凝固薬(NOAC)ダビガトランの特異的中和剤として開発されたidarucizumabによる中和作用が凝固因子濃縮製剤の存在下でも維持されたことなどを,米国心臓協会学術集会(AHA2015,11月7〜11日,オーランド)で報告した。...

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LDL-C低値と認知症リスクに関連なし

 デンマーク・Copenhagen University Hospital のMarianne Benn氏らは,北欧で実施された2件の前向きコホート研究の参加者約11万人を対象に,LDL-コレステロール(LDL-C)低値と認知症やてんかんなどの神経認知機能障害リスクとの関連について検討した。その結果,両者に関連は示されなかったとして,同氏が米国心臓協会学術集会(AHA2015,11月7~11日,オーランド)で報告した。...

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AF関連脳卒中で高い死亡率

 米・University of PennsylvaniaのParin J. Patel氏は,約9万例の患者データを基に,心房細動(AF)関連の有無別による脳卒中の死亡率およびAFと脳卒中の発症時期別に見た死亡リスクの関係を検討した。AF関連脳卒中患者の死亡率はAF非関連脳卒中患者よりも高く,AF診断前に発症した脳卒中患者の死亡リスクはAF診断後の発症者より約2倍高いことを米国心臓協会学術集会(AHA2015,11月7〜11日,オーランド)で報告した。...

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NOAC投与患者へのt-PA静注療法の安全性は?

 米・Duke Clinical Research InstituteのYing Xian氏は,脳卒中発症前に非ビタミンK阻害経口抗凝固薬(NOAC)を投与されていた虚血性脳卒中患者に対する組織プラスミノーゲンアクチベータ(t-PA)静脈内投与の安全性と臨床アウトカムを検討。米国心臓協会学術集会(AHA2015,11月7〜11日,オーランド)で,t-PA静脈内投与を行った約4万例の虚血性脳卒中患者の後ろ向き解析の結果を報告した。...

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第Xa因子阻害薬の中和剤の作用と安全性を確認

 カナダ・McMaster UniversityのDeborah M. Siegal氏らは,第Xa因子阻害薬中和剤andexanet alfaの作用と安全性を検討するため,高齢の健康ボランティアを対象にランダム化プラセボ対照試験を実施。アピキサバンまたはリバーロキサバンの承認最大量投与後にandexanet alfaを投与することで,重篤な有害事象を来すことなく抗Ⅹa因子活性の速やかな抑制を確認したとAHA2015とN Engl J Med(2015年11月11日オンライン版)で報告した。...

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リードレス心臓ペースメーカーでまた有望な成績

 米・University of Oklahoma Health Sciences CenterのDwight Reynolds氏らは,Medtronic社のリードレス心臓ペースメーカー(LCP)Micraの留置後6カ月における有効性および安全性を評価した前向き多施設共同試験の成績を米国心臓協会年次集会(AHA2015; 11月7~11日,オーランド)とN Engl J Med(2015年11月9日オンライン版)で報告した。有効性,安全性とも目標値を上回る良好な成績で,...

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糖尿病合併患者への120mmHg未満の降圧療法による長期予後も発表

 今年の米国心臓協会年次学術集会(AHA2015,11月7~11日,フロリダ州オーランド)のハイライトの1つとなったSPRINT試験(A Randomized Trial of Intensive versus Standard Blood-Pressure Control,N Engl J Med 2015年11月9日オンライン版,関連記事)。エビデンスが不足していた糖尿病を合併していない高リスク中高年者への厳格な降圧療法(120mmHg未満)により,...

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生活習慣病リスク,自動車通勤者に比べ電車/バス通勤者で27~44%低い

 通勤に電車やバスなどの公共交通機関を利用している人では,自動車やオートバイの利用者に比べて高血圧や糖尿病,過体重を有するリスクが27~44%低いことが,大阪府守口市の就労者5,888人の健診データの解析から明らかにされた。関西医科大学内科学講師の辻久子氏が米国心臓協会年次集会(AHA 2015;11月7~11日,オーランド)で報告した。こうした生活習慣病のリスクが自動車通勤者よりも...

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降圧目標が変わる! AHA2015でSPRINT試験発表

 降圧目標緩和の流れにあった最近の高血圧管理の在り方を一変させるランドマークスタディとして,9月の予備解析公表(関連記事)以来待望されていたSystolic Blood Pressure Intervention Trial(SPRINT)の結果全容が明らかになった。...

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「胸骨圧迫のみ」で院外心停止患者の予後は改善するか

 院外心停止患者に対する心肺蘇生では,胸骨圧迫を中断すると血流が低下し,救命率も低下する可能性がある。米・University of WashingtonのGraham Nichol氏らは,救急救命士が心肺蘇生を行う場合,継続的な胸骨圧迫と人工呼吸併用(すなわち,胸骨圧迫の中断あり)で,予後が異なるか否かを比較するランダム化比較試験(RCT)を実施。救命率と神経学的機能の保持率に有意差はなかったことを第88回米国心臓協会年次集会(AHA2015; 11月7~11日,オーランド)と...

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AHA2015会場風景

メルマガ解答その1

Q.AHA2015の開催都市は?

A1.フロリダ州オーランド

 正解は「フロリダ州オーランド」。AHA2015会場となったOrange County Convention Centerのある場所は、ウォルト・ディズニーワールドでも有名なフロリダ州オーランドにあります。

メルマガ解答その2

Q.AHA2015の開催都市の姉妹都市は?

A2.浦安市

 好評のメルマガクイズ。第二問の正解は東京ディズニーリゾートでも有名な千葉県「浦安市」。1989年にフロリダ州で調印式。1990年には浦安市にて調印式が行われ、姉妹都市として国際交流が始まりました。

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