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第51回欧州糖尿病学会レポート

インクレチン関連薬による膵がんリスクの上昇認められず/EASDで報告のデンマーク・症例対照研究

 インクレチン関連薬による膵がんリスクの上昇を否定する新たな研究結果が明らかになった。デンマーク・Aarhus University HospitalのReimar W. Thomsen氏は,同国の患者登録データベースや処方データベースを用いた症例対照研究でインクレチン関連薬を含む各種糖尿病治療薬と膵がんリスクとの関連について検討。全ての治療薬で...

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血糖コントロール悪いと認知症リスク上昇

 2型糖尿病患者では非糖尿病患者に比べて認知症リスクが高いことが知られているが,スウェーデン・National Diabetes Register and Institute of MedicineのAidin Rawshani氏らが実施した大規模コホート研究からは,2型糖尿病患者のうち血糖コントロールが不良の患者において,良好な患者に比べ認知症リスクが高いことが...

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糖尿病薬で今世紀初の心血管イベント抑制効果,死亡リスク低下も/エンパグリフロジンのEMPA-REG OUTCOME試験,EASD 2015で発表

 標準治療にSGLT2阻害薬のエンパグリフロジンを上乗せすることで,2型糖尿病患者の心血管イベントのリスクが有意に低下したとするEMPA-REG OUTCOME試験の結果が第51回欧州糖尿病学会(EASD 2015:9月14~18日,ストックホルム)で報告された。この数年にDPP-4阻害薬やGLP-1受容体作動薬による心血管への影響を...

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糖尿病治療薬の新時代―EMPA-REG OUTCOME試験発表!/SGLT2阻害薬が第一選択薬となる可能性

 Rosiglitazoneの使用が心血管イベントの増加につながるとの懸念(N Engl J Med 2007;358:2457-2471)から,米食品医薬品局(FDA)は新規の糖尿病治療薬について,承認にあたって少なくとも心血管イベントを増加させないとの確証(ハザード比で1.3以下)を各製薬メーカーに求めるようになった。このため,最近の糖尿病治療薬は...

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1型糖尿病患者に対する人工膵臓使用,3カ月間の追跡で有益性を確認性

 英・University of Cambridge Metabolic Research LaboratoriesのHood Thabit氏らは,成人および小児・青少年の1型糖尿病患者に,日常生活条件下で完全クローズドループ式インスリン補充システム(いわゆる「人工膵臓」)を12週間使用させた2件のクロスオーバー試験の結果を第51回欧州糖尿病学会(EASD 2015; 9月14~18日,ストックホルム)...

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