第30回日本臨床リウマチ学会レポート
リウマチ診療の充実に重要な縁の下の力持ちは誰だ?/臨床リウマチ学会での報告
関節リウマチ(RA)は,寛解あるいは低疾患活動性という目標達成に向けた治療〔Treat to Target(T2T)〕を行うべきものとなっている。治療方針の決定には,関節所見を含む総合疾患活動性指標を用いて定期的に評価する必要があり,その構成要素である圧痛関節数,腫脹関節数,患者VAS(Visual Analogue Scale),医師VAS...
JAK阻害薬トファシチニブ市販後の新規開始RAへの経過は?/第30回日本臨床リウマチ学会
関節リウマチ(RA)治療薬としては国内初となるヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬のトファシチニブ。実臨床における有効性や安全性の報告が待たれるなか,長崎大学大学院展開医療科学講座の岩本直樹氏らは,トファシチニブが発売されてからの新規開始RA患者を対象に有用性を検討。メトトレキサート(MTX)非併用例や生物学的製剤(Bio)...