ペムブロ単剤の5年全生存率、日本人も良好
未治療のⅣ期非小細胞肺がん(NSCLC)患者に対する抗PD-1抗体ペムブロリズマブ単剤投与の有効性および安全性をプラチナ製剤ベースの化学療法を対照に検討した国際共同第Ⅲ相非盲検ランダム化比較試験KEYNOTE-024。一次解析において無増悪生存期間(PFS)と全生存期間(OS)の有意な延長が示され、昨年(2020年)の欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2020)では開始後5年時にも延長していたことが報告されている。...
コロナ禍のがん治験・臨床試験への影響は?
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の終息が一向に見通せない中、がん新薬の治験や臨床試験、研究開発も大きな影響を受けている。国立がん研究センター中央病院先端医療科医長の清水俊雄氏は、コロナ禍におけるオンコロジー領域を中心とした国内外での治験や臨床試験の状況を...
小児がん制吐療法で完全抑制率58.6%
化学療法誘発性の悪心および嘔吐(Chemotherapy Induced Nausea and Vomiting;CINV)は化学療法に関連する最も苦痛な有害事象の1つで、小児悪性腫瘍患者のおよそ7割に発生するとの報告もある。制吐薬の1つである5-HT3受容体拮抗薬には小児に適応を有するものもあるが、低出生体重児、新生児、乳児に対する安全性が確立しているものはない...
コロナ禍のがん治験・臨床試験への影響は?
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の終息が一向に見通せない中、がん新薬の治験や臨床試験、研究開発も大きな影響を受けている。国立がん研究センター中央病院先端医療科医長の清水俊雄氏は、コロナ禍におけるオンコロジー領域を中心とした国内外での治験や臨床試験の状況を...
未治療非扁平上皮NSCLC日本人でもニボ併用は有効
非扁平上皮非小細胞がん(NSCLC)では、化学療法(カルボプラチン+パクリタキセル)と血管新生阻害薬ベバシズマブの併用が標準治療の1つとなっている。化学療法未治療でⅢB/Ⅳ期または再発の非扁平上皮NSCLC患者を対象に、標準治療への抗PD-1抗体ニボルマブの上乗せ効果を検証した第Ⅲ相試験TASUKI-52の中間解析結果において、ニボルマブ上乗せによる良好な成績が示されたものの、日本人データの詳細は明らかでなかった。...