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第61回日本呼吸器学会

コロナ診療で広がる高流量鼻カニュラ

 装着の簡便性などさまざまな利点を備え、急性呼吸不全患者の新たな呼吸管理の手段として注目されている高流量鼻カニュラ酸素療法(ネーザルハイフロー、HFNC)。神戸市立医療センター中央市民病院副院長兼呼吸器内科部長の富井啓介氏は第61回日本呼吸器学会(4月23~25日、ウェブ併催)で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の治療に当たる医療機関および同院において急速にHFNCの使用が広がっていると報告。国内のガイドライン(GL)では、...

コロナ嗅覚・味覚障害がウイルス負荷に関連

 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のPCR検査で感染の有無を判定する際の指標となるCt値をめぐっては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診断時のウイルス量や重症度との間に負の相関が認められたといった報告はあるものの、症状や遷延期間との関連について報告は少ない。慶應義塾大学呼吸器内科の中川原賢亮氏は、第61回日本呼吸器学会(4月23~25日、ウェブ開催)で、同院に入院した無症状・軽症のSARS-CoV-2陽性者の症状とCt値との関連を検討した結果、...

COVID-19へのステロイドの治療戦略を提示

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するデキサメタゾンをはじめとするステロイド療法の開始時期については明確なエビデンスが存在せず、各施設で工夫しながら施行されている状況である。聖路加国際病院(東京都)呼吸器内科医長の西村直樹氏は、第61回日本呼吸器学会(4月23~25日、ウェブ開催)で、「ステロイド治療のリバウンド現象と治療抵抗」をテーマに講演。...

大曲氏が解説、若年でも8割にコロナ後遺症

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の多くは回復して症状が消失するが、中には回復後も長期間にわたって症状が遷延し、後遺症が残る例もある。国立国際医療研究センター病院国際感染症センターセンター長の大曲貴夫氏は、同院に入院し、退院に至ったCOVID-19患者を対象に行った疫学調査において、若年者でも8割前後に後遺症が認められ、...

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