メニューを開く 検索
第29回 日本消化器関連学会週間(JDDW 2021)

学会長に聞く

臓器横断的な視点を踏まえ、最新の知見を提供

竹原 徹郎 氏
第63回日本消化器病学会大会 会長
大阪大学大学院 消化器内科学 教授

 消化器病学の対象臓器は上部/下部消化管、肝胆膵と幅広く、関連する領域も消化器内科/外科にとどまりません。5学会が一堂に会するJDDW 2021は、各学会の専門領域を反映した消化器全般の最新知見が得られる貴重な学びと交流の場ですので、多くの先生方にご参加いただければ幸いです。

 本会では「免疫」「炎症」「悪性腫瘍」「機能不全」に焦点を当て、がん微小環境や臓器相互作用といったネットワーク系を重視したセッションを企画しました。特別講演では、自然免疫の世界的権威である審良静男先生にRNA分解酵素Regnase-1を介した炎症・免疫・代謝について、制御性T細胞(Treg)の発見者である坂口志文先生にはTregによる免疫応答制御について、それぞれご講演いただきます。

 また、私が司会を務める統合プログラム「がんゲノム医療の現状と将来展望」では、がんゲノム医療の現状と問題点、最新の研究結果について、現在と未来、臨床と研究という視点で討議する予定です。Strategic International Sessionでは欧州消化器病学会(UEG)と連携し、消化器領域における生活関連疾患に関する学びの場を設けています。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行状況により変更となる可能性はありますが、JDDW 2021は実地開催とウェブ配信を組み合わせたハイブリッド形式を予定しています。COVID-19の流行は学術集会のオンライン化を推し進めたという側面もあり、ウェブ参加であっても双方向性の議論が可能となり、国際交流も容易になりました。ご自身や施設の状況、流行状況などに鑑み、お好きな形態でご参加ください。

ワンクリックアンケート

お盆はお墓参り・掃除に行かれますか?

トップ »  臓器横断的な視点を踏まえ、最新の知見を提供(JDDW2021プレ特集号)