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米国臨床腫瘍学会泌尿器癌シンポジウム(ASCO-GU 2022)

前立腺がんへのODM-208、その実力は?

 ODM-208は、ステロイド生合成を遮断することで前立腺がんの増悪を抑制する新規選択的CYP11A1阻害薬である。フランス・Institut Gustave Roussy/University of Paris-SaclayのKarim Fizazi氏らは、新規ホルモン薬(NHT)およびタキサン系抗がん薬の治療歴がある転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)患者を対象としたODM-208のfirst-in-humanの第Ⅰ相試験CYPIDESにおいて、有望な結果が示されたことを...

前立腺がんの一次治療、オラパリブ追加で著効

 新規ホルモン薬(NHA)または化学療法による治療歴がない転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)患者の一次治療として、第二世代抗アンドロゲン薬アビラテロンへのPARP阻害薬オラパリブの上乗せ効果を検証した第Ⅲ相試験PROpelの結果が、カナダ・Centre Hospitalier de l'Université de Montréal のFred Saad氏により、米国臨床腫瘍学会泌尿器癌シンポジウム(ASCO-GU 2022、2月17~19日、ウェブ併催)で報告された。主要評価項目とした画像診断に基づく無増悪生存(rPFS)は、...

18F-rhPSMA-PETの前立腺がん診断能

 放射性同位元素フッ素18(18F)を用いた前立腺特異的膜抗原(PSMA)-PETリガンドはガリウム68(68Ga)を用いたPSMA-PETリガンドと比べて半減期が長く、高い解像度が期待できる。米・Winship Cancer InstituteのDavid M. Schuster氏らは、前立腺がんの再発が疑われる患者を対象に、18F-radiohybrid PSMA(rhPSMA)-7.3の診断能と安全性を検証する前向き第Ⅲ相単群試験SPOTLIGHT...

上部尿路上皮がん、術前GC療法が著効

 上部尿路上皮がんは頻度が低いものの、予後不良である。術前補助化学療法の有効性については膀胱の浸潤性尿路上皮がんでは示されているが、上部尿路上皮がんでは明らかでない。米・Memorial Sloan Kettering Cancer CenterのWesley Yip氏は、高リスク上部尿路上皮がんに対する術前補助化学療法としてのゲムシタビン+シスプラチン(GC)療法の有効性と安全性を検証した...

mHSPCではダロルタミド追加が標準療法に

 転移性ホルモン感受性前立腺がん(mHSPC)患者に対し、アンドロゲン遮断療法(ADT)+ドセタキセルの併用療法に、第二世代抗アンドロゲン受容体阻害薬ダロルタミドの追加効果を検証した第Ⅲ相臨床試験ARASENSにおいて、全生存(OS)の有意な延長が示された。米・Massachusetts General Hospital Cancer CenterのMatthew R. Smith氏らが...

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