テリパラチド、20%超で骨密度の目標を達成
骨粗鬆症至適療法研究会(A-TOP研究会)が実施したJOINT-05試験では、原発性骨粗鬆症患者に対する副甲状腺ホルモン製剤テリパラチド(TPTD)とビスホスホネート製剤アレンドロネート(ALN)の骨折抑制効果が比較され、ALN単独に比べTPTDからALNへの逐次療法では新規椎体骨折発生率が有意に低下した。山陰労災病院(鳥取県)リハビリテーション科の萩野浩氏は第25回日本骨粗鬆症学会(9月29日~10月1日)で、同試験においてアドヒアランスが良好だった患者を対象に骨密度の推移を検討したサブ解析の結果を報告。...
重症変形性関節症は要支援・要介護のリスク
東京大学病院22世紀医療センターロコモ予防学講座の飯髙世子氏は、変形性膝関節症(膝OA)および変形性股関節症(股OA)が要支援・要介護の発生に及ぼす影響を検討した大規模コホート研究の結果を、第25回日本骨粗鬆症学会(9月29日~10月1日)で発表。「重症膝OAおよび重症股OAの存在は、要支援・要介護の発生リスクを有意に上昇させることが示された」と述べた。...
骨粗鬆症検診、受診率増の鍵は肺がん検診
低迷する骨粗鬆症検診の受診率を向上させるため、新たなスクリーニング法が求められている。名古屋大学大学院客員研究員の佐藤洋一氏は、胸部X線画像から骨粗鬆症スクリーニングを行う人工知能(AI)アルゴリズムを開発し、実証実験の結果を第25回日本骨粗鬆症学会(9月29~10月1日)で発表。...